TANABE KOGYO

素材

Timber

田辺工業がこだわる木材

強い家をつくるには、良材を適材適所に使い分けることが大切です。
田辺工業では日本有数の木の国・和歌山の紀州檜・杉、三重の尾鷲檜・美杉の杉を使います。
梁には60年~120年生の杉を使用し、柱には60年~80年生の檜を使用します。
杉の色目は白色系で心材は淡い紅色や赤褐白系で、檜の色目は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色や淡い紅色が特徴です。また、紀州材・尾鷲材は年輪が緻密で油分が多く光沢があり耐朽性にも優れているのが特徴です。
良材が育つには、気候や土壌はもちろん、江戸時代より受け継がれた職人の技術により「ブランド材」としての一貫生産されているからです。
田辺工業ではその良材を林業家と連携し安定的に継続使用しています。

  • 森林風景
  • 森林風景

強い家をつくるには、良材を適材適所に使い分けることが大切です。
田辺工業では日本有数の木の国・和歌山の紀州檜・杉、三重の尾鷲檜・美杉の杉を使います。
梁には60年~120年生の杉を使用し、柱には60年~80年生の檜を使用します。
杉の色目は白色系で心材は淡い紅色や赤褐白系で、檜の色目は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色や淡い紅色が特徴です。また、紀州材・尾鷲材は年輪が緻密で油分が多く光沢があり耐朽性にも優れているのが特徴です。
良材が育つには、気候や土壌はもちろん、江戸時代より受け継がれた職人の技術により「ブランド材」としての一貫生産されているからです。
田辺工業ではその良材を林業家と連携し安定的に継続使用しています。

森林風景

【植林】

紀州材・・・木の国 和歌山県に提携している6000haの山林で、江戸時代より林業を生業にしている「山長の森」で育てられた材を使用。1haあたり3000本~4000本程度植林されることが多い中、山長では6500~8000本植林をします。また、水を多く必要な杉は谷の下の方に、必要としない檜は尾根に植えるなど「適地・適木」(てきちてきぼく)を心がけ、山を守り続ける人々「世話人」が良材を育て上げます。

植林

尾鷲材・・・三重県南部に江戸時代より紀州藩が林業を奨励し海運を利用して江戸に木材を運んでいたころより現在まで柱材の生産を中心に林業・製材業を行ってきた。急峻な地形とやせた土壌という木が生育するには非常に厳しい条件の中、ゆっくりと長い年月をかけて育った尾鷲材は年輪が緻密で油分が多く光沢があり、耐朽性にも優れているとして高い評価と信頼を得ています。

植林

【間伐】

木々が成長し、山林が密になってきたときに間隔を適度に保ち、太陽の光が入りやすいように間引きを行います。
この時に成長が遅い木や異常な成長をしている材は間伐対象となり、森の中の木が均一になるように山を育てます。

間伐

【山から貯木場へ】

山で伐採された材は、専用の原木仕分け貯木場へ送られます。
貯木では、伐採された木材丸太の全てを一旦集材して全量、長さ直径を計測し、曲がり材を選別し、製材工場に搬出します。ここで、曲がり丸太や建築材に向かない材は連携しています製材工場には運びません。

山から貯木場へ

【製材】

選別貯木場から運ばれた丸太は、製材所に運ばれます。
年輪の込んだ直材を、芯を中心にして1割大きく製材し、乾燥させます。先に収縮や狂いを発生させた後に成型することで良質な柱や梁を生産することが可能です。
職人が一本一本、素材の「癖」を見極め丸太を製材します。木材を真っすぐ挽くことは容易ですが、真っすぐで曲がらない木材を挽くことは非常に難しく高度な技術と熟練の目が必要です。

製材

【製材後】

乾燥木材仕上げ寸法120mmに対して荒挽き寸法135mm。後の乾燥による収縮と変形を考慮15mm大きく挽きます。収縮しろ約4mm、変形(曲がり)しろ約11mmと設定しておりその後の工程を経て最終120.8mmに成型されます。

製材後

【乾燥】

提携する製材工場には新型の減圧式乾燥機を導入し、機内の圧力を最大0.2気圧まで減圧することが可能で、減圧することにより水の沸点が下がり、従来の乾燥設備より低い温度で乾燥が可能で木材の劣化を抑えることができます。また、気圧を下げることにより気化が活発に行われ、高い乾燥能力を発揮します。
また、自社内にも低温除湿乾燥設備もあり低温度領域(38℃~42℃)で乾燥することで劣化だけでなく、色や香りを活かすことができます。

乾燥

【自然乾燥(養生)】

約10日間の乾燥工程(除湿乾燥の場合は約25日)を経て窯出しされた木材は、保管貯蔵所で保管し2週間以上保管し大気になじませます。窯出し直後は木材温度も高いので大気になじませ養生することにより材温・含水率を外気と平衡させます。この養生期間を設けることで木材をより安定させることができます。

自然乾燥

【モルダー仕上げ(4面鉋盤)・目視検査】

0.1mm単位の精度で形成され、その後、職人が一本一本検品、割れ・反り等の不具合をチェックします。
節の程度もこの工程でチェックされ「化粧材」と「並材」の選別も行ってます。

モルダー仕上げ

【強度・含水率の機械検査】

・マイクロ波含水率測定器
・マイクロ波含水率測定器

木材を透過したマイクロ波の減衰量を測定し木材の含水率を算出します。

・マイクロ波含水率測定器
・動的ヤング係数測定器

木材を打撃することにより振動周波数から強度を測定します。

【製品】

厳密な機械測定による検査と熟練の検査士の目をクリヤした木材が、JAS製品として出荷されます。住まい手の様の安心、安全の為に、より強く・そり安定した木材をお届けします。

製品

我が家で使う木のルーツを探ってみませんか。
山長の森体感ツアー

全国屈指の山所 紀州・和歌山。その中でも徳川の時代からの老舗であり、紀伊半島南部に約6,000ha(東京ドーム約1,300個分)の自社林を保有する㈱山長商店。その山長の森で、これから自分たちの家で使用する木がどの様に育ってきたのかを探る体験型のツアーです。

山長商店では植林、育林、製材、乾燥、仕上げ、品質管理、選別、プレカットまでの一貫体制で管理された山や貯木場、製材所、倉庫、プレカットまで全てをご覧いただきます。
一生に一度の住まい造り。自分の家で使用する木を一緒に見に行きませんか!是非ご家族の皆さんでご参加ください。

  • 山長の森体感ツアー
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